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第1183回:脊柱管狭窄症を一緒に勉強しよう

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第1183回:脊柱管狭窄症を一緒に勉強しよう

こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。

 


今日は、日本予防医療推進協会で一緒に活動している鍼灸師の野崎先生のFBでの投稿を皆さんにご紹介します。

 

野崎先生は、千葉県流山市で「のざき鍼灸治療院」をなされており、地元でも非常に人気の先生です。

(HPはこちら

 

今回は、野崎先生の「脊柱管狭窄症」に関するお話を皆様にご紹介。

私も専門家ではないため、一緒に勉強しましょう!

 

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足腰の痛みなどにより生活動作に支障が出る「ロコモティブシンドローム」は今もこれからも深刻な社会問題です。
ロコモティブシンドロームの原因となっているものに脊柱管狭窄症があります。
脊柱管狭窄症では足腰の痛みやしびれにより長い距離が歩けなくなります。
そのために生活動作が制限されますので悩んでいる方は大変に多くまた深刻です。
脊柱管という背骨に沿った脊髄の通る管が何かの原因で狭くなり、神経が圧迫されることが原因となります。
脊柱管は背骨、椎間板、関節、黄色靱帯などで囲まれた脊髄の神経が通るトンネルです。
加齢により背骨が変形したり、椎間板が膨らんだり、黄色靱帯が厚くなって神経の通る脊柱管を狭くなって(狭窄)、それによって神経が圧迫を受け、神経の血流が低下して脊柱管狭窄症が発症します。
一般的には服薬やブロック注射、リハビリなどをおこないますが改善がみられない場合手術がおこなわれます。
手術により改善することも多いですが、長期的な調査では手術をした場合もそうでない場合も数年後にはどちらもあまり変わらないというデータもあります。ですからまずは保存的な治療をしていくことになります。
この脊柱管狭窄症に鍼治療が有効という研究があります。
脊髄の中の血管は構造的に滞留しやすいのですが、腰や足に鍼をすることで神経の中の血流が改善したそうです。
当鍼灸院にも脊柱管狭窄症の方がいらっしゃいますが、鍼の施術により、痛みが緩和したり歩行距離が長くなったという方がしばしば見られます。
脊柱管狭窄症にお悩みの方で手術を検討されている方は一度鍼治療を試してみる価値があると思います。
鍼灸師の野崎でした。
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鍼の奥は深そうです。

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