こんにちは。

船橋駅前の内科・循環器（心臓血管）内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。

 

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クロム、、、

皆さん聞いたことはあると思います。

高校時代、化学で覚えましたね、元素記号。

原子番号24の元素です、クロム（Cr）。

当時はただ暗記したのみ（すいません。。。）。

 

あと、私はジャイアンツファンではありません。

でも懐かしいですね、中畑選手。

当時私は小学生でした。

 

というわけで、今日はクロム。

 

医師になってその素晴らしさにびっくり。

クロムは人間にとってとても大切なミネラルです。

 

さらに、

実は、加齢によりもっとも減少するのがクロムなのです。

 

そして、

このクロムは糖尿病と大きく関係しているとされています。

 

というのも、血糖を下げるホルモンであるインスリンは、その作用を発揮するために細胞の表面にある受容体というものに結合する必要があります。

これにより、インスリンが作用して血糖が下がります。

そして、クロムはこのインスリンとその受容体の結合に必要なのです。

 

つまり、クロムが欠乏するとインスリンと受容体の結合がしにくい状態、いわゆるインスリン抵抗性と呼ばれる、インスリンが作用を発揮しにくい状態となってしまうのです。

 

ある中国の研究では、糖尿病の人は確かにクロムの血中濃度が低いという報告もあります。

ただし、糖尿病にクロムの補給は今のところエビデンスの確立した治療ということではありません。

でも、クロムの加齢による低下は抑えていたほうがよさそうですね。

 

では、クロムが多く含まれる食材とは？

• あずき
• かぼちゃ
• アーモンド
• あおさ
• バジル
• 青のり
• てんぐさ
• パプリカ
• ひじき　　　などなど

 

皆さん、日々の食事でクロムのこと少しだけ気にしてみませんか？