こんにちは。

船橋駅前の内科・循環器（心臓血管）内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。

 

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昨日、グリセミックロード（GL）についてお話ししました。

 

まず、おさらいです。

グリセミックロード（GL）とは、グリセミックインデックス（GI）にその食品の炭水化物量（糖質量）をかけて100で割った値です。

食品によっては、炭水化物しか分からなければ炭水化物、糖質量しか分からなければ糖質量で良いと思います。

つまり、、、

GL = GI ×（食品に含まれる糖質量）÷ 100

 

これがなぜ大切か？

ポイントは「量」というところです。

 

グリセミックインデックスは、ある決まった量のその食材をとった時の血糖値の上がり方を考えたものです。しかも、推移する血糖値の曲線の下の部分の面積を算出したもの。

必ずしもあなたが今、口に入れようとしているものの血糖値のその後の上がりを示しているものではないのです。

 

そこで先ほどポイントとお話しした「量」です。

あなたが今、口に入れようとしている食材の「量」をグリセミックインデックスにかけることで、あなたが今、口に入れようとしている食材によるその後の血糖値の上がりをある程度知ることができるのです。

ですから、もちろんたくさん食べようとすれば、量が大きくなりますので、グリセミックロードは上がりますよね。

であるならば、食後の血糖値は上がるわけです。

 

人それぞれ、同じものを食べても、その時に上がる血糖値は異なります。

 

自分があるものを食べた時、そのグリセミックロードとその後の血糖値の上がりを把握することで、あなたが今現在、摂取することができる適切な糖質量をまずは知ることができます。

 

これこそ「テキトー（適糖）生活」の第一歩です。

またふざけてると思いました？

でも、現代人は明らかに糖質取りすぎです。

その結果、健常な人でさえも危険水域を超えて血糖値が上昇しているということを確認してます。

もちろん、その時にどれほどのインスリンが分泌できるのか等をいろいろな側面から推測することも忘れてはいけませんが（これは採血に頼らずともある程度推測可能と考えます）。

 

当院でもそんなお話を日々外来でしながら、少しずつ今のあなたに合った食事方法を一緒に考えています。

 

ちょっと長くなりました。。。すいません。