第17回:意志の弱さ?
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こんにちは。
船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
タバコは体に悪いです。
そんなことは皆さんもご存知のはず。
自分の体に悪いのになぜタバコを吸い続けるのか?と不思議に思う方も多いでしょう。
でも、タバコをやめられないのは、意志が弱いからではないのです。
ニコチン依存症という病気があります。
これは、やめたくてもやめられない喫煙習慣のことをいい、治療が必要な病気とされています。
禁煙をすることは、病気を治そうと努力することと一緒です。
クリニックでは禁煙外来を実施しており、皆さんのその努力を後押ししています。
『タバコってそんなに悪いものなの?』
だいぶ前に、入院中の担当患者さんに質問されました。
では、タバコってどんなものなのでしょう?
タバコの煙には4,000種類の化学物質が含まれています。
その中には200種類以上の有害物質が含まれており、中でも発がん性物質は50種類以上もあるとされています。
有害物質と言われるものには何があるでしょう?
皆さんご存じのものには、ニコチンやタール、一酸化炭素(排ガスで有名です)があります。
そのほかにも、ペンキ除去剤に使われるアセトンや、ライター用燃料に使われるブタン、アリの駆除剤に含まれているヒ素、カーバッテリーに使われているカドミウム、工業用剤に使われるトルエンなどが含まれます。
タバコを吸うということは、ペンキを持ちながらライターのガスと車の排ガスを吸いつつ、アリの殺虫剤を頭から撒かれるという状態ですね。
恐ろしさが少しでも伝わりますか?
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