第222回:桑の葉っぱで健康に
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
本日はまず、「桑葉」についてです。
食後高血糖の予防には、摂取した糖質をゆっくり吸収させる、もしくは吸収させないという方法が考えられますよね。
そして、医薬品においても、それを目的に作られているものがあります。
それらは、摂取した糖質を分解する酵素を邪魔する作用があります。
実は様々な食材にもその効果を持つものが存在するのです。
その代表格が「桑葉」です。
桑の葉には、デオキシノジリマイシン(DNJ)と呼ばれる物質があります。
これは、糖質を分解を阻害する作用を持ちます。
様々な研究でも、その効果は実証されており、食前に桑葉茶や桑葉の青汁をとることでその恩恵を受けることができます。
でも一つだけ注意が必要です。
研究においては、桑の葉(中でもその効果を持つDNJ)を「どれだけの量」とれば「どの程度」の効果が得られるということが示されています。
逆にどの程度の量とっても安全性があるかという研究もあります。
ですから、もしあなたが桑葉の恩恵を受けようと思うなら、今目の前にある桑葉が本当に効果を持つものであるのかをしっかり確認する必要があるのです。
ちょっとしか有効成分が含まれていないものにお金をかけるなんて勿体無いですよね。
ちなみに、私も桑葉やってます。
あと、一つ疑問です。
ということは、蚕は食後の高血糖にはならないのでしょうか?
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