こんにちは。船橋駅前の内科・循環器（心臓血管）内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。

 

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胃を切除した後に不足するビタミンB12による貧血について昨日はお話ししました。

 

そして、その不足を補うために積極的にビタミンB12を補充することを心がけることが重要であることは誰もが理解できると思います。

 

でも、単にビタミンB12を多く含む食材を積極的に摂取するだけで良いのでしょうか？

 

昨日の話をよくよく考えると、、、

ビタミンB12の吸収に必要な物質である「内因子」というものが胃がなくなることで胃から分泌されなくなるために結果としてビタミンB12が体内に不足するのでしたね。

 

ということは、いくらビタミンB12を食事からたくさんとっても、十分吸収できないという事態になるわけです。

じゃあ、無理だ。。。

 

でも諦めないでください。

この貧血があるのであれば、ビタミンB12の注射をすればいいのです。

これなら直接体内に入りますね。

当院でもこれを定期的に貧血やビタミンB12の状態をモニターしながら行なっている方もいます。

 

さらに最近では、ビタミンB12のお薬を内服することによっても不安定ではありますが効果があるとする研究もあるようですが、やはりある程度ビタミンB12が体の中に枯渇してしまうと難しいのではないかとも言われています。

 

ということは、早めに対応することも重要ということですね。