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第465回:GL、GIを具体的に考えてみる❹ 〜食パン編〜

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第465回:GL、GIを具体的に考えてみる❹ 〜食パン編〜

こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。

 


さて、本日は「食パン」についてのGL、GIを考えてみたいと思います。

 

食パンといえば、今の日本において最も朝食によく出てくる炭水化物の一つと言えるのではないでしょうか?

「朝はすよくパンに目玉焼きにソーセージ、、、コーヒーと共に」って方も多いことでしょう。

 

では、その食パンのGI、GLを考えます。

 

まず、、、

食パンのGIは75です。

パンの GIは高いです。なんと、白米(GI=73)よりも高いのです!

ですから、パンは糖質制限を行うにおいて非常に気を使う食品なのです。

 

そして、ここで一つみなさんにお聞きします。

「食パンは何枚切りのものを普段食べていますか?」

 

さてどうでしょう?

私は診療においてこれまで様々な人の朝食等での食パンの内容を聞いてみましたが、答えは圧倒的に6枚切りが多いという結果でした。

みなさんも6枚切りという方が多いことでしょう。

 

では、その6枚切りでGLを考えてみましょう。

通常、6枚切りの食パンは一枚60gです。そして、その中に含まれる糖質量は27gです。

というわけで、、、

GLは、75×27÷100でおよそ20となります。

 

なんども申し上げてきた通り、GLは20以上は高いと判断されます。

そうなんです、、、たった食パン一枚でもすでに危険領域。

 

でも安心してください。

6枚切りだからいけないのです。

 

これを8枚切りにしてみましょう。

8枚切りの食パンは一枚45g。その中に含まれる糖質は20gです。

 

というわけで、、、

GLは、75×20÷100でおよそ15となります。

ようやくGLの危険領域は脱出しました。

 

といううわけで、これらのデータをもとに、当院では食パンをどうしてもというなら8枚切り一枚までを許容しております。

みなさん8枚切りに変更しませんか?

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