第709回:生活習慣とは関係ない高血圧もあるのです
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
当院にも毎日のように高血圧を改善したいと来院される方がいます。
高血圧は生活習慣病の代表格です。
現在日本では成人の四人に一人が高血圧とも言われています。
そして、その人たちの90%は生活習慣が悪いことで生じるとされる本態性高血圧といわれるものです。
塩分の取りすぎや肥満、運動不足などなど、、、
これらを改善することで血圧を下げる効果がある一定程度認めることができます。
もちろん必要であれば降圧剤による治療となります。
でも、このような高血圧とは異なる高血圧があることをご存知でしょうか?
それは、、、
「二次性高血圧」
二次性、、、つまり何らかの原因となる病気があってその結果高血圧となってしまっているということです。
これは高血圧全体の10%程度を占めるといわれています。
現在の日本でも本来は二次性高血圧であるにも関わらず大多数を占める本態性高血圧として治療されてしまっている人が多いといわれています。
「ちゃんと治療しているから二次性でも本態性でもどっちでもいいじゃん」って思いました?
それが良くないのです。
実は、二次性高血圧は「何らかの原因となる病気があってその結果高血圧になる」のですから、その「何らかの原因となる病気」を治してあげれば血圧が元に戻る可能性が十分あるのです。
ですから、漫然と降圧薬を飲み続ける必要もなくなるかもしれません。
二次性高血圧があるかどうかを調べることはとても大事なのです。
明日からもこの続きです。
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