第695回:糖尿病の根本的な治療となるかも、、、❷
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
昨日は、血糖値を下げるホルモンであるインスリンを分泌する細胞をお薬で増やすことによりインスリン不足を解決し、糖尿病を根本的に治せる可能性が今あるというお話でした。
今日はその具体的な詳細です。
その夢のようなお薬とは、、、
「ハルミン」
このハルミンというお薬とすでに糖尿病で治療薬として活躍している「GLP-1受容体作動薬」を組み合わせるようです。
このハルミンというお薬は細胞が増える(増殖する)のに必要な場所で重要な役割を演じている物質を後押ししてあげて細胞増殖を促すというのです。
これにより一日で5%以上も細胞が増えたことが確認でき、血糖値のコントロールも改善したそうです。
なんだか夢のような話ですね。
一応、今までのところ副作用的なものはないようですが、少し心配なのはインスリンを分泌する細胞だけでなくほかの細胞も不必要に増殖させてしまわないのか、、、と思ってしまいます。
まだまだ安全性等でクリアすべき点は多いとは思いますが、夢はありますね。
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