第187回:人工甘味料が血糖コントロールに与える影響
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
人工甘味料は血糖値を上げることもなく、インスリンの分泌を促すこともないことは、昨日前述した通りです。
しかし、最近では人工甘味料の習慣的な摂取は血糖コントロールに悪影響を与えるということが考えられています。
その機序には二つのものが考えられています。
一つが人工甘味料の投与による腸内細菌叢の変化がもたらす血糖コントロールの異常です。
これは、サッカリンと呼ばれる人工甘味料をマウスに投与することにより確認されたとするもので、人でも同様の変化が認められると報告されています。
しかし、これについては、人での報告がまだまだ対象とする人数が少ないことや、サッカリン以外の他の人工甘味料でも同じような腸内細菌の変化が起こるのか等について不明な点も多く、必ずしも確定した情報とは言えないことも確かです。
このような変化を他の人工甘味料では来さないという確定的なものはないですが、これについてはこれからの研究に注目する必要があります。
明日はもう一つの理由です。
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