第186回:人工甘味料は味方か敵か?❸
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
ところで、、、、
最近では人工甘味料の血糖値への悪影響を示唆する報告が絶えません。
というのも、人工甘味料はそれを摂取することにより血糖値は上昇しません。
そして、その結果として血糖を下げるホルモンであるインスリンは分泌されないのです。
これは現在では科学的に証明されていることです。
このため以前はこのことから糖尿病などの血糖値のコントロールに問題がある方には砂糖などの従来の甘味料に変わる、もってこいの甘み成分であるともてはやされました。
しかしその後、血糖値の上がらない人工甘味料を使い続けることにより必ずしも糖尿病の発症に予防的に働くとは限らないとする報告がされるようになりました。
さらには、人工甘味料を使用したダイエット飲料の摂取量が新たな糖尿病の発症と関連するとする報告まで出てきたのです。
直接的には血糖値をあげることもなく、インスリン分泌もその結果として促すこともない人工甘味料がどうして糖尿病の発症を増やす可能性があるのかということについて最近様々な研究がなされています。
近年では習慣的な人工甘味料に利用が、直接的に血糖値やインスリン分泌に作用する以外の機序で血糖のコントロールに影響を与えている可能性が考えられているのです。
明日からは人工甘味料と糖尿病にフォーカスです。
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