僕はカスじゃない!
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こんにちは。
船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
以前もお話しに出てきたように、
かつて栄養素ではなく、カス(やっぱり耳が痛い。。。)と言われた食物繊維も、今では、栄養素の一つとして認められています。
栄養素としての働きは何なのか?
食物線維の中でも、特に、水溶性食物繊維は、直接は人の栄養素にはなれません。
消化吸収できませんからね。
では、まず、誰の栄養素となるのかというと、
腸内細菌なのです。
腸の中に山ほどいる腸内細菌のエサとなります。
そしてその結果、酪酸などの短鎖脂肪酸を生成します。
生成された短鎖脂肪酸は大腸の粘膜のエネルギー源となるものなのです。
これにより、大腸の粘膜は正常の増殖分裂ができ、粘液分泌や栄養の吸収などの
本来の正常な大腸の機能が維持できるわけです。
そのうえ、この短鎖脂肪酸は、大腸を刺激してその動きを活発にしてくれるようです。
食物繊維は大切ですね。
そして、腸内細菌は大事なものですね。
腸の健康の大切さを痛感するお話になりました。
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