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社会的な孤立と閉じこもり

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社会的な孤立と閉じこもり

こんにちは。

船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。

 


先日、東京都健康長寿医療センターの研究としてこのような報告がありました。

「日常生活に問題のない健康な高齢者であっても、社会的な孤立と閉じこもり傾向を両方認める人では、 6年後の死亡率が、どちらもない人に比べて2.2倍になる」

 

衝撃ですね。

 

ここでいう「社会的な孤立」とは、同居家族以外との対面および非対面(電話やメールなど)のコミュニケーション頻度が両者を合わせても週1回未満ということだそうで、

「閉じこもり傾向」とは、普段の外出する頻度(買い物、散歩、通院など)が2~3日に1回程度以下ということだそうです。

 

みなさんはいかがでしょう?

 

仕事をしているうちは毎日忙しくしているが、退職後は趣味もなく、いつの間にか家にずっといるようになっているという話をよく聞きます。

これは、いわゆる「社会性の虚弱」です。

言い換えるなら、「ソーシャル・フレイル(社会的フレイル)」

フレイルとは、「Frailty(フレイルティ)」のこと。「Frailty」は日本語で「虚弱」、「老衰」、「脆弱」という意味です。

 

社会的な孤立と閉じこもり傾向を両方併せ持ち、ソーシャル・フレイルとなると、現在健康であっても将来の死亡率は2.2倍ということです。

もちろん、この報告では、社会的孤立のみ、もしくは閉じこもり傾向のみでも死亡率は多くなる傾向でしたが、両方併せ持つとその相乗効果が大きいということでした。

 

みなさん、外に出ましょう。

仲間を大切にし、心から友人と呼べる人を作り、積極的に活動しましょう。

それがあなたの寿命を決めます。

 

嫌われ者は短命なのかもしれませんね。

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