こんにちは。船橋駅前の内科・循環器（心臓血管）内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。

 

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新型コロナワクチンの接種が当院でも進んでいます。

日本では約半数の方が2回目の接種を終えたとする報道もありました。

 

そして、最近外来でよく聞かれるのが、、、、

「3回目の接種」

について。

 

しかし、この3回目接種は本当に必要なのでしょうか？

実際のところ「現時点」で「将来必要かどうか？」については根拠をもって判断できる状況ではありません。

 

世界的な医学雑誌であるランセットと呼ばれるものに最近投稿された報告によると、免疫の不全等の病気のある方を除いた、いわゆる一般の人に3回目接種をすることを支持する十分なエビデンスは今のところないという見解が示されていました。

 

しかも、みなさん気になるのは「抗体が徐々に減っていく」ことによる効果の減弱です。

でも、これについても抗体価の低下と重症化予防が低下することとは必ずしも相関するわけではないと現時点では考えられています。

 

というわけで、現時点では「3回目接種を急ぐ必要はなさそう」ということ。

 

しかも、最近WSJの記事では、研究者の話として3回目接種をする前に、まだワクチンを希望するが接種していない人へのワクチン接種を進めるほうが有益であるとしています。

確かに、その通りですね。