こんにちは。船橋駅前の内科・循環器（心臓血管）内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。

 

---

 

その有効性についての検討が最近報告されました。

 

その研究によると、、、、

4種類というのは、イルベサルタン37.5mg＋アムロジピン1.25mg＋インダパミド0.625mg＋ビソプロロール2.5mgという組み合わせ。

なんだか難しい名前が並びましたが、高血圧の薬としては一般的なものが含まれています。

もしかしたら皆さんもこの中のどれかを内服しているかもしれません。

 

それらの種類の薬を少しずつ組み合わせて一つの「合剤」としたわけです。

 

そして、その場合と、イルベサルタンという薬一つでのコントロールを試みる場合を比べてみました。

もちろんイルベサルタンのみでコントロールを試みる人たちは、血圧コントロール不十分なときは、さらに追加で他の種類を処方して従来通りに血圧コントロールを試みてみます。

 

そして、結果として、、、、

4種類の合剤を使用した人たちは、単剤で頑張って追加もしてさらに頑張った人たちに比べて血圧は明らかに下がり、コントロールの目標に達成している人たちも多かったのです。

 

つまり、この先さらなる研究で「動脈硬化の病気をより効果的に予防できる」という可能性が大いにあるわけですね。

 

それにしても、4種類の薬を少しずつ混ぜて合剤にするなんて、よく考えますね。

これが各種の降圧薬の「いいとこどり」になれば素晴らしいと思います。