第1287回:新型コロナワクチン接種後の心筋炎
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
今日は新型コロナワクチン接種後の心筋炎の最新データです。
当院にも毎日のようにワクチンを接種した後の胸の痛みや違和感での受診があります。
毎日のように、様々な報道やSNSで言われていれば、気になるのも仕方ありません。
しかし、正しく怖がる必要があります。
不必要に煽る、どうでもよい情報に我々は踊らされてはいけません。
というわけで、今日はしっかりしたデータを一つ。
ワクチン接種後の心筋炎の発症率についてのデータです。
このデータは、最もワクチン接種が進んでいる国の一つであるイスラエルからのものです。
それによると、、、
ファイザー製のワクチンを1回以上打った250万人以上を調べた結果、心筋炎を発症した人の割合は推定で10万人当たり2.13人だったとのこと。
特に多いのは16歳から29歳の人たちで、その人たちに限れば10万人当たり約10.7人の発症率だったようです。
そして、心筋炎の重症度はどうだったかというと、およそ4分の3は軽症で済んでおり、残りのほとんどは中等症で済んでいたようです。
これが今の最新のデータです。
「ワクチン接種→心筋炎を起こす→死亡する」なんていう不必要に根拠もなく不安をあおる情報、、、、、あなたは真に受けてはいけません。
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