第1313回:運動は続けることが大事であるということの理由
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こんにちは。
船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
今日は、運動はやっぱり続けるといいことありますよ、ということ。
そんなことわかってるよ!って思いました?
でもそれって当たり前のことかもしれませんが、「ある理由」も知っておくと、継続の大切さが身に染みると思います。
というのも、、、、
普段運動を行わない人は、運動時にどうしても糖質をより多くエネルギーとして使い、運動習慣がつけば、エネルギーを脂質からも生み出そうとするのです。
つまり、脂質は運動習慣がつけば、うまく燃焼をさせることがより容易にできるようになるということになります。
これは、様々な論文でもその数字が示されており、
例えば、「心肺運動負荷試験における運動時の糖質・脂質代謝率評価」という発表によると、、、、
心筋梗塞後に行われる運動リハビリテーションを持続し、運動習慣をつける結果どうなるかを見たものですが、
これによると、運動初期はエネルギー産生のために用いる『糖質vs脂質の割合』は、69.7 vs 30.3と明らかに糖質が多かったのですが、3ヶ月後にはその割合は、47.9 vs 52.1となり、エネルギー産生に脂質をより多く使うような体に変化したという事が認められました。
要するに、運動習慣をつければ、それだけで脂質を効率よく燃焼する体になれるという事です。
運動はやっぱり続けましょう、みなさん。
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