第1320回:あなたも私もみんなそうなんです
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こんにちは。
船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
みなさん、糖質中毒ってご存知ですか?
これは恐ろしい話です。
コカイン中毒ってありますよね?
あれは、薬物であるコカインに依存してしまいやめられなくなる。そして身を滅ぼすわけです。
これは、コカインが脳の快楽中枢に作用することと、それがなくなることによる禁断症状によります。
そして、なんと、みなさんが毎日口に入れている糖質にもその中毒性があるのです。
そもそも、快楽を人が感じる機序としては、、、
快楽を得る物質が体の中に入ると、それが脳の腹側被蓋野と言われるところを刺激し、ドパミンと言われる物質を放出し、側坐核(一般に快楽中枢と言われる場所です)などを刺激して、いわゆる「報酬系」と言われるものを形成し、人は快楽を感じるのです。
そして、タバコのニコチンやコカインなどの麻薬は、全てこの機序で快楽を得るのです。
ですから、ニコチンにもコカインにも同じように禁断症状があります。
そして、なんと、先ほども述べたように、糖質にもニコチンやコカインと同様の機序で、この快楽中枢を刺激する作用があるのです。
ですから「糖質中毒」なのです。
ご飯を食べて血糖値を上げると心が休まる。
でも、血糖値が下がってくるとイライラが始まり、禁断症状。
だから、間食して血糖値を上げる。するとイライラがおさまる。
これって立派な「糖質中毒」です。
ちなみに、試しに「糖質が少量の食事」をすると、その後イライラしたりしません。
でも、実際に行うのには専門家の指導を受けてください。
そして、この糖質中毒。
依存性としては、ラットの実験結果ですが、コカイン中毒よりタチが悪いという実験結果も。。。
糖質は人に依存性をもたらします。
依存から抜けきれずに大量の糖質が身を滅ぼすという可能性。
これはしっかり考えないといけません。
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