第1426回:若い女性のための鉄不足講座(補足編)
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こんにちは。
船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
鉄にうちてお話したので、ついでにもう一つ。
「最近疲れやすい、、、年のせいかしら」
なんて感じたことはありませんか?
体で機能している鉄の中でも最も多くを占めているのが赤血球のヘモグロビンにある鉄であることは以前お話ししました。
そして、その他にも体の中で機能している鉄というものがあります。
その一つにチトクロム(シトクロム)と言われるたんぱくがあり、その中に鉄が必要なのです。
このチトクロムにはa、b、cと3種類あり、これらはミトコンドリアで電子伝達系において重要な役割を果たしています。
ミトコンドリア?
電子伝達系?
なんだか難しそうですが、、、
つまりは、これらは人のエネルギーの産生系なのです。
要するに人間のエネルギー産生に鉄の不足は大きな影響を及ぼすということです。
確かに、貧血があるから疲れやすいという人もいるでしょう。
でも、貧血までは出てきていない鉄不足の方に鉄補給で疲れやすいという症状が改善するという報告もあります。
ですから、エネルギー産生がしっかりすれば疲れやすくはなくなるということではないでしょうか?
鉄は偉大です。
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