第1451回:段ボールを食べる魚は段ボールでできている
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こんにちは。
船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
体にいい油、悪い油。
そんな風に最近はテレビや雑誌でよく特集が組まれることが多いですね。
そして、その中で、最近、ω3(オメガ3)の話はよく聞きますね。
確かに、食事でω3の摂取を気に掛けることは素晴らしいと思います。
日本人の大好きなマグロにも当然多い。
ですから、スーパーで買って食べて、、、
でも、そのスーパーで買ってきたマグロは本当にω3多いのでしょうか?
まず、なぜ、ω3が多いのか?
これは、食物連鎖ですね。
海藻はω3系の脂質をよく作ります
すると、それをミジンコがたべます。
すると、それを小魚が食べます。
すると、それを中型の魚が食べます。
すると、それを大型のマグロなどが食べます。
というわけで、マグロに到達するころにはω3がたくさんなものを食べるわけですから、当然、マグロはω3が豊富!!
でも、これは天然の話ですね。。。
では、養殖はどうか?
つまり、養殖のマグロの体は、人が与えているエサによってその組成は異なるわけですね!
もしかしたらω6というアブラが多いマグロかもしれません。。。
人間は食物連鎖の最上位ですから、こういうことには気を付けたいものです。
ちなみに、この食物連鎖の影響でマグロには水銀が多く含まれています。
太平洋では水銀濃度は今も上がり続けているそうです。
水銀の蓄積は、記憶力低下や精神不安定を引き起こすとも言われておりますし、なにより、妊婦さんは胎児に悪影響があるとされており、
マグロの摂り過ぎには気を付けたいものですね。
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