第1453回:ねちっこい人は嫌いですが、、、、
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こんにちは。
船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
今日も食物繊維です。
食物繊維の中でも特に、水溶性食物繊維は素晴らしい機能を持ち合わせます。
まずは、その粘性。
ねばっこさですね。
粘着質ではありませんよ。
ねっとりしたものが胃に入ると胃から小腸へ移動するのに食物は時間がかかります。
ですから、少しずつ少しずつ腸に消化されたものがゆっくりやってくるわけですね。
ということは、小腸での栄養の吸収がゆっくりになります。
これは、いわゆる食べる順ダイエットの基礎となるものではないでしょうか。
つまり、食物繊維を先に取ることで、胃の中の粘性が増し、糖質をとっても吸収される小腸へはゆっくり到達。
これにより、血糖値の上昇は緩やかに。
したがって、血糖を下げるためのインスリンというホルモンの分泌もマイルドに。
急激な上昇をした血糖を下げるために急激にインスリンが多量に分泌されると、その一部は中性脂肪になります。
ですから、血糖値のゆっくりな上昇はダイエットにつながるということが考えられます。
しかし、ここで注意してほしいことがあります。
摂取した糖質は基本的にすべて吸収されるということ。
食物繊維を摂ったら、糖質はいくらとってもいいということはありません。
そして、ついでに、
糖質制限には賛否両論です。
また、副腎疲労の方は糖質制限は注意が必要です。
生活スタイルに合わせた食生活をかかりつけの先生とお話しして考えて行きましょう。
発熱・胃腸炎等の症状のある方の診察時間は
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