第199回:糖質制限における食物繊維を再考❷
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
引き続き食物繊維再考です。
まず、主食を減らすと減るであろう食物繊維とはどのようなものなのでしょう?
我々日本人が主に食物繊維の摂取源としている穀物や野菜などに含まれる食物繊維はセルロースと呼ばれるものが主体となります。
そして、このセルロースは不溶性食物繊維と言われています。
日本人は一日15gの食物繊維を摂取したとした場合、そのうちの12g程度は不溶性食物繊維から摂取しているとされており、さらにその多くはセルロースであると言われています。
ちなみに残りの3gは水溶性食物繊維といわれるものです(これ大事です)。
白米にはおよそ100gあたり0.5gの不溶性食物繊維を含みます。
ですから、一食で200gの白米を摂取した場合、一回の食事で白米から1gの不溶性食物繊維を得ることができます。
これを三食摂取すると、一日で3gもの不溶性食物繊維を主食から得ています。
ですから、主食を減らすことによりおよそ1〜2gの不溶性食物繊維が減るというわけです。
つまり、一日の不溶性食物繊維の摂取量は10g程度まで減少してしまいます。
では主食を減らしたことで減ってしまった不溶性食物繊維を他から摂取することを意識するべきか?
しかし、、、
ここで一つ思い出してほしいことがあります。
もう一つの食物繊維である水溶性食物繊維です。
さて不足した分の不溶性食物繊維をどうするか?
損失補填は何で行うべきか?
なんとなく想像つきますかね?
長くなったので明日にしましょう。
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