こんにちは。船橋駅前の内科・循環器（心臓血管）内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。

大晦日ですね。大掃除大変です。

 

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さて、今日は当院で行なっている「スギ花粉症とダニアレルギーに対する舌下免疫療法」の具体的な方法です。

 

どの様に治療するのでしょう？

 

まずは、スギ花粉症およびダニアレルギーのあることを検査で確認する必要があります。

そもそもスギ花粉やダニにアレルギーがあるかどうかを確かめなくてはなりませんからね。

 

当院では、採血等にてこの検査を行い、スギ花粉症もしくはダニアレルギーの確定診断を行い、適応のある方のみ治療を進めて行きます。

 

そして、一つ注意が！

スギ花粉症に対する舌下免疫療法は、実はスギ花粉飛散期にはお薬による副作用が強く出る可能性があり開始できないのです。

当院では、その時の飛散状況によりますが、通常1月から5月中旬までは開始を控えております。

 

次に、実際の方法です。

スギ花粉症およびダニアレルギーに対する舌下免疫療法は、ともにスギ花粉およびダニを原料とするエキスから作られた薬を用いて行います。

ダニそのものを飲むわけではないから安心してください。

ダニの味もしませんので安心してください。

 

内服方法は、舌下、つまり舌の下に薬を置き、そのまま１分間唾を飲み込まずに待ち、その後唾を飲み込み内服する方法をとります。

また内服後は5分間は飲食やうがいを避ける必要があります。

 

治療は、初めの一週間は少量を、その後は通常量を投与します。

また、初めて内服をするときは副作用が出ないかどうかを確かめるために医療機関で行う必要があり、処方時に医師の目前で内服し、その後30分間医療機関内で観察することが必要です。

ちょっと面倒ですが、これも安全のため。

 

そして、通常のアレルギーを抑える薬による治療とは異なり、すぐに効果が出るというものではないこともお伝えしなくてはなりません。

通常、治療期間は、3〜5年が推奨されており、治療を開始して数ヶ月あたりから効果が期待されます。

 

さあ、スギをやっつけましょう！ ダニを退治しましょう！

 

今年もお世話になりもした。