第288回:男性ホルモンにより毛が抜けるのはなぜ?
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
昨日は、
「なぜ男性ホルモンが原因で毛がふさふさになるのではなく毛が抜けてしまうのか?」
という疑問で終了しました。
今日はこれについて答えを見て行きましょう。
男性ホルモンには本来「テストステロン」と呼ばれるものがあります。
思春期から成人になるにつれ体の中で増えて行き、いわゆる「男らしさ」を作って行きます。
しかし、30代に入るとこのテストステロンの分泌は徐々に減って行きます。
ここで我々男性は男らしさを保つため、徐々に減少するテストステロンを補うべく、ある一つの方法をとり始めます。
それは、、、
少なくなったテストステロンをさらに強力な男性ホルモン作用のある物質に変換するということです。
具体的には、テストステロンは、5αリダクターゼという酵素により更に強力な男性ホルモン作用を持つジヒドロテストステロン(DHT)に変換されます。
男性ホルモンが少なくなるなら更に強力な作用を持つものそれを変えて全体としての男性らしさを保つ能力を維持しようということでしょう。
しかし、、、、
これが髪の毛にとってはマイナスに働くのです。
実は、このDHTは、髪の毛の元となる細胞に作用し、その活動・増殖が抑えてしまうのです。
結果として髪の毛の成長が抑えられてしまい薄毛となってしまうということです。
「髪の毛なんかなくたって男らしさを保つんだ!」ってことでしょうか?
でも、髪の毛ないの気になります、、、私は。
では、どのようにAGA治療しましょうか?
その辺は明日以降で。
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