第290回:インフルエンザという名前を持つウイルスと菌
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
昨日は、インフルエンザについて少しお話ししました。
そして、最後に疑問が出ました。
「なんでインフルエンザウイルスとインフルエンザ菌なんていう紛らわしい名前がついているんだ?」
インフルエンザウイルスとインフルエンザ菌は全く違うものです。
昨日もお話しした通り、今流行っているインフルエンザは「インフルエンザウイルス」が原因です。
もう一度言いますが、、、
今流行っているインフルエンザの原因はインフルエンザ菌ではないですよ。
では、なぜインフルエンザ菌には「インフルエンザ」という苗字がついてしまったのでしょう?
実は、、、、
1800年代に現在も流行しているインフルエンザウイルスによるインフルエンザが流行した際に、その原因を調べていたところ、間違ってこの「インフルエンザ菌」が特定されてしまいました。
ですから、インフルエンザという名前がついてしまったのです。
のちにこれは誤り、つまり原因では無いことがわかりましたが、名前はそのままにされてしまったわけです。
なんだかインフルエンザ菌にとってはいい迷惑ですが、、、、
でも、このインフルエンザ菌も感染症の原因となるわけで、要注意ではあります。
そんな歴史的背景によって、インフルエンザウイルスとインフルエンザ菌は全く違うものにも関わらず苗字が一緒という親戚のようなイメージとなっています。
たまにはこんな話でも良かったでしょうか?
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