第299回:風邪の後にこんな症状は要注意なのです
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
さて、「心筋炎」シリーズ第3回です。
本日のテーマは、、、
どのような症状を感じたら、それは「風邪のせい」ではなくて「心筋炎になっちゃったかも」と考えるべきかということです。
昨日までもお話ししましたが、そもそも心筋炎はその原因の多くが風邪などにより侵入したウイルスと言われています。
ですから、通常はまずは症状として風邪症状である寒気や発熱、頭痛、全身倦怠感などや食欲の低下や吐き気、下痢などのがあります。
この時点では、「あー、風邪ひいちゃった」ですよね。
そしてここからがポイントです。
心筋炎になってしまうと、風邪症状が出た後、数時間から数日して心不全による「息切れ」や心臓の筋肉がウイルスに侵されることに起因する「胸の痛み」、不整脈に起因する「動悸(ドキドキ)や失神」などが起こるのです。
多くの場合、風邪症状が先行することから風邪の一つの経過として軽視されてしまい見逃される可能性もあるため、とても注意が必要なのです。
ですから、皆さんも、風邪を引いた後に短期間で胸の痛みや息切れ、動悸がするという時は風邪のせいにすることなく必ず医療機関を受診しましょう。
昨日も言いましたが、まさに「風邪は万病のもと」です。
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