第307回:鉄の選択
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
昨日は、ヘム鉄と非ヘム鉄、どちらを選択するべきか?
というところで終わりましたね。
鉄不足による貧血には鉄の補給が不可欠です。
もちろん食事で摂ることを積極的に支援することは必要です。
その上で、鉄をさらに効率よく補給するためにヘム鉄や非ヘム鉄を使うわけです。
今までのところ、非ヘム鉄は良いところがありません。
吸収率が悪いことや飲んだ後のムカムカなど、、、
これを考えると、最初からヘム鉄を選んだほうがいいような気がします。
しかし、ここで日本の医療制度が大きな力を発揮するのです。
というのも、非ヘム鉄は医療機関で医師が処方箋を発行して処方するものです。
つまり「保険」が効くのです。
ですからお薬代は非常に安くすみます。
対して、メリットの多かったヘム鉄は、サプリメントとしてしか手に入りません。
もちろん保険は効きませんからお金が高くなってしまいます。
うーん、困った。
お金という問題が立ちはだかりました。
これでは一長一短です。
では、実際にはどのように選択していけばいいのでしょう?
長くなったので、これは明日に回しましょう。
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