第310回:朝食を食べますか?
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
先日、ある論文を読みました。
「朝食を食べるということが体重コントロールにどのような影響を及ぼすか?」
ということに関してです。
これまでは、「朝食はしっかり食べるべきである」、「病気の予防にもなる」、「体重管理に役立つ」などなど言われてきましたが、今回は朝食に関する13個の論文をまとめて解析したものとなっています。
きっと朝食をとることは体重管理にはプラスに働くはずであるということでしょう。
しかし、、、
結果はそうとは言えないものでした。
というのも、、、
朝食を食べた人は朝食を食べなかった人に比べて、1日のエネルギー摂取の量が260カロリー程度高かったそうで、しかも朝食を食べないことが体重増加の原因になることはなかったとのこと。
さらにさらに、体重に関しては朝食を食べない人の方がわずかに少なかったそうです。
あれ?
ちょっと今まで常識とされていたことと違いますね。
とにかく「朝食は無条件に良い」ということではないという可能性があるのです。
では、無条件に良い朝食とは?
食べるべき?食べないべき?
何を食べるべき?
これはこれまでも毎日の診療で皆さんにお話ししてきていることでもあります。
答えは、、、
まず皆さんのこれまでの生活スタイルを聞きます。
その上で個別にどうするべきかを考える必要があるということです。
もちろん朝食自体を否定するものではないですが、
画一的に皆さんに全てを当てはめることはできませんからね。
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