第341回:動脈硬化とマグネシウム(本編)
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
昨日は、序章としてポンプのことをお話ししました。
人は生み出すエネルギーの約30%を細胞に付いていて細胞としての機能を果たすためのポンプに使っているというお話でした。
そして、今日は、このことがマグネシウム不足が動脈硬化を引き起こしうるというお話です。
前述の通り、細胞に付いているポンプは、人が生み出すエネルギーを消費して動かしています。
そして、そのエネルギーを消費するためには実はマグネシウムの存在が不可欠なのです。
マグネシウムが不足すると、エネルギーの消費も円滑に行かなくなることが考えられます。
これにより、細胞のポンプはうまく働かなくなると考えられています。
そしてここからが本題。
細胞としての機能を果たすべくポンプを通り抜けている代表格があります。
それが、カルシウムです。
「カルシウムポンプ」って名前がついています。
このカルシウムポンプ、細胞としての機能を果たすべく細胞内に入ってきたカルシウムがいつまでも留まるのを防ぐために外に出す役割があるのです。
ということは、、、、
マグネシウム不足だと、カルシウムポンプがうまく働かず、細胞内にカルシウムが溜まる。。。。
そして、さらに悪化すると、細胞として機能できず、たくさんのカルシウムで石灰化してしまうわけです。
石灰化とは、カチコチに硬くなるということ、つまり動脈硬化の一つです。
そういうわけで、マグネシウム不足は動脈硬化を引き起こすと言われています。
さて、、、皆さん、ではマグネシウムを意識した食生活しましょう。
何食べましょう?
明日は実践編です。
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