第343回:血糖値に影響を与える脂質とタンパク質
BLOG
BLOG
こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
ずっと前になりますが、食事でたんぱく質や脂質を糖質の前に摂取すると血糖値が上がりにくいというお話をしました。
これについてちょっと掘り下げてみたくなりました。
人は食物を食べると共通して起こることがあります。
それは、インクレチンという物質の分泌です。
インスリンではありませんよ、インクレチンです。
なんだか難しい感じになってきましたね。
でも、あなたの体を守るためには必要な知識ですのでちょっと付き合ってください。
インクレチンには、GIPとGLP-1と呼ばれる物質があり、食物を摂取すると、GIPは小腸の上の方、GLP-1は小腸の下の方から分泌され血液の中を巡ります。
インクレチンは、食物を摂取すると数分後から血液に出現し始めます。
そして、このインクレチンの主な作用はインスリンの分泌を増強するというものなのです。
インクレチンをうまく使う生活はあなたを食後高血糖から守ります。
次回はその続きで。
発熱・胃腸炎等の症状のある方の診察時間は
14:00~14:30にお願いしております。
予約画面では予約なさらず、お時間になりなしたら
直接お越しください。