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第358回:それでも手首タイプで血圧を測定したいあなたへ

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第358回:それでも手首タイプで血圧を測定したいあなたへ

こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。

 


昨日までの話から、、、

「でも、もうすでに手首で計測するタイプの血圧計が手元にあるし、、、」

「新たに二の腕タイプのものに買い換えるのは勿体無い、、、」

そんな声が聞こえてきそうです。。。

 

というわけで、ではすでに手首タイプの血圧計を持っている方に、その測り方のコツをお伝えします。

 

本来、手首タイプの血圧計も機械自体は問題なく精度の高いものなのです。

では、なぜ先日申し上げた通り、手首タイプのものは血圧の測定結果に誤差が生じるのか?

 

それは、、、

 

測り方の問題

なのです。

 

二の腕で測るタイプのものの場合、想像していただくとわかると思いますが、どのような姿勢でも通常は心臓と同じ高さで測ることができます。

そして、これにより毎回の誤差がなくなるわけです。

また、その値が前にも述べたようにまさに「血圧」として扱うべき数値なわけです。

 

ですから、手首で測る場合も、心臓と同じ高さに手首を持っていき測るべきなのです。

でもこちらも想像するとわかりますが、だいたいは心臓より低い位置になってしまうことが多いと思います。

心臓の位置がわからないというご指摘を受けますが、まさに座った状態で二の腕の真ん中あたりの高さが心臓の高さです。

試しに測る姿勢をとってみてください。

 

ほら、心臓よりも低い位置になってませんか?

これだと血圧は実際よりも高く出てしまいます。

 

ですから、測る時の手首の位置に注意して測ることがとても大切なのです。

そうすれば、今、手元にある手首タイプの血圧計でも十分活用可能ですね。

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