第376回:肉と魚、どっちが太る〜最終章の一つ前〜
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
昨日、肥満一直線の原因となるGIPは脂質を多くとった時にたくさん分泌されるという話でしたね。
でも、肉も魚も脂質は含みます。
そして、その脂質の量が一緒であれば、肥満の原因となるGIPの分泌も一緒のはずです。
ということは同じように肥満の原因となるのでしょうか?
ここでさらなる文献検索です。
世の中には様々な研究を様々な医師が論文として報告しています。
その中で、肥満の原因となるGIPと脂質の摂取についても多くの研究があります。
そして、そこで発見した新たな知識が、、、
実はGIPは、特に飽和脂肪酸を多くとった時には多く分泌され、多価不飽和脂肪酸を多くとった時はそこまで多くは分泌されないようです。
ということは、、、、
飽和脂肪酸が多い肉は肥満の原因となるGIPがたくさん分泌される。
不飽和脂肪酸が多い魚は肥満の原因となるGIPはあまり多く分泌されない。
ということは、、、、
やっぱり肉の方が太る!
結論です。
「肉は太る!」
本当かなー?
じゃあ、肉食べない方がいい?
最近では、肉は太らないということもよく言われていますよね。
矛盾している気が、、、、
なんだかよくわからなくなってきました。
でも、よーく考えるとこの矛盾も納得できます。
そして、肉を食べる時にはどのようにすべきかも同時に理解できます。
明日はそのことについてお話しし最終回とします。
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