第377回:肉と魚、どっちが太る〜最終章〜
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
昨日は、「肉は太る!」ということが本当かどうか、、、、というところで終わりました。
最近では、肉は太らないからどんどん食べようみたいなことをテレビで言っていることも多いですよね。
結局どちらでしょう?
結論から言いますと、、、
「肉だけでは太らない」と思います。
なんだよ、、、今まで言ってることと違うじゃん!
って思いました?
そうですよね、、、
昨日までのここ数日間、「肉を食べる ⇨ GIPがたくさん分泌される ⇨ 肥満」という方程式を散々お話しして、結局肉は太るとか言っていたんですから。
でも事実、「肉だけでは太らない」と思います(もちろん節度を持って食べてくださいね)。
逆に、昨日までお話しした「肉を食べる⇨GIPがたくさん分泌される⇨肥満」という方程式が働かないように肉を食べれば良いということなのです。
だから、、、
「肉だけでは太らない」と思われるのです。
一体どういうことでしょう?
というのも、この方程式が働くためには、あることが必要でした。
それが、、、「インスリンがたくさん分泌されて体の中にいる状態」でしたね。
そうです、肥満を促すGIPは、インスリンがたくさんいる状態でないと働き始めないのです。
ということは、肉を食べる時、インスリンがいない状態でならば、いくらGIPがいても肥満にならない。
ということは、肉を食べる時、たくさんインスリンが分泌されない状態を作ればいい。
ということは、肉を食べる時、たくさん炭水化物を一緒に食べなければいい。
ということになります。
ですから、焼肉で白米を口一杯にかき込む、、、これめっちゃ太ります。
結論、、、
「肉と魚、どっちが太る?」については、肉。
でも、血糖値を上げすぎないようにすれば大丈夫。
自分の適切な糖質摂取量を知っている人は太らないで肉を楽しめるということが言えますね。
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