第392回:たんぱく質食べても低血糖にはならない、、、普通は。❷
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
たんぱく質食べても血糖値は上がりも下がりもしない、、、普通は。
そのカラクリをいろいろ寄り道しながら考えてきました。
そして、昨日はあるホルモンがそのカラクリに関係しているところまででしたね。
たんぱく質を食べると、インスリンが分泌されます。
本来であれば、インスリンが分泌されると血糖値が下がる。
でも、たんぱく質を食べても血糖値は下がらないし上がらない。
そこにはある「血糖値をあげるホルモンが分泌されているから」なのです。
それは、、、
「グルカゴン」
これは血糖値をあげるホルモンです。
たんぱく質を食べると、インスリンが分泌されるのと同時に、グルカゴンと呼ばれるホルモンも分泌されるのです。
これにより、インスリンは血糖値を下げる方向に働くものの、グルカゴンが血糖値をあげる方向に働くので相殺されてほぼ変わりなし、、、という状況が生まれる。
なるほど、納得です。
でも、一つまた疑問が、、、、誰でもそうなのでしょうか?
本当にたんぱく質食べてみんながみんな同じように血糖値は上がらないのでしょうか?
逆に、たんぱく質を食べても血糖値が上がる可能性がある人はいないのでしょうか?
明日はそんなお話です。
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