第428回:高齢化で増える心房細動の怖さ
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
最近健康診断で異常を指摘されて来院される方が多いです。
その中でも時折いらっしゃるのが心電図異常。
特に症状もないけど心電図異常と言われて、、、そんな方多いです。
そして、その心電図異常の中で早めの対応を必要とする代表的なものが「心房細動」。
不整脈の一つであり、高齢化とともに増え続けています。
この心房細動、ホームページでも循環器内科のところで記載させていただいていますが、
特にその結果生じる「心不全」と「脳梗塞などの塞栓症」には注意が必要であり早急な対応が必須です。
その中でも特に脳梗塞は怖い。
心房細動になると心臓のお部屋の一つである心房と呼ばれるところが痙攣したような状態になります。
ですから、心房で血液の流れがスムーズにならず淀む。。。
その結果、よどんだ血液は血栓となり固まるわけです。
そして、その血栓は心臓から飛び出し体のいたるところへ流れて行きます。
辿り着く場所の一つが脳。
血栓が脳の血管に詰まり脳梗塞というわけです。
考えただけでも恐ろしいですが、心房細動による脳梗塞は他の脳梗塞に比べて重症化します。
なぜでしょう?
明日はそのことを。
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