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第429回:心房細動による脳梗塞の怖さ

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第429回:心房細動による脳梗塞の怖さ

こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。

 


昨日は、心房細動による脳梗塞は他の脳梗塞に比べて重症化しやすいというお話でした。

 

では、それはなぜでしょう?

 

脳梗塞は大きく分けて三つあります。

それは、、、

・ラクナ梗塞

・アテローム血栓性脳梗塞

・心原性脳梗塞(これが心房細動による脳梗塞)

 

ラクナ梗塞は、簡単にいうと小さい血管が詰まるもの。

図にある一番左であり、もちろん脳梗塞の範囲は狭い傾向があります。

 

アテローム血栓性脳梗塞は、動脈硬化により太い血管が狭くなり、そこに血栓ができて詰まるタイプです。

この場合、血管が徐々に狭くなってくると周りの血管が狭くなって栄養が不足する場所を補う傾向があり、詰まったとしても中程度の脳梗塞で済むと考えられています。

 

でも、心房細動による脳梗塞である心原性脳梗塞は、、、、

詰まる場所は大きな血管であり、しかも今まで栄養が十分であったことから周りの血管が栄養不足を補うような状態ではないわけで、そこが突然詰まるということにより大きな大きな脳梗塞となってしまう傾向があるのです。

 

実際どれほど重症になるのか??

明日は実際に脳梗塞後にどのくらいの人がどうなってしまうのかを見てみます。

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