第445回:海水浴で病気になる?
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
昨日は、海水浴の後のシャワーについての序章でした。
皆さん、大抵の方は海水浴の後にシャワーを浴びるはずです。
でも、そのことが医学的にとても大切であるということはあまり知られていません。
医学的に大切?
なんだか難しそうですが、どういうことでしょう?
実は、海にはたくさんの細菌がいます。
ですから、皆さん海に入るとその「ばい菌」が体にくっついてしまうのです。
そして、さらに興味深いことに、、、
ある研究報告では特に「体にくっつきやすいばい菌」というのがいる可能性があるようです。
それは、「ビブリオ属」。
なんだそれ?って感じですね。
ビブリオ属は、海水などのい水中に多く存在する菌です。
それなら海に入れば体にくっつくというのも納得ですが、、、、
実は、研究によると海水に入った後に皮膚にいるビブリオ属を数えたところ、海水より10倍もの多さで発見されたとのこと。
このことから、ビブリオ属はなんらかの方法で私たちの皮膚にくっつきやすくなっているということが考えられているのです。
でも、そのビブリオ属、、、私たちに悪さをしなければいいのですが、、、、
代表的なビブリオ属に属する菌を聞くと怖いです。
その名前が、、、
「コレラ菌」
なんだか怖くなってきましたか?
海に入ればコレラになるというわけではないですが、そのほかにもビブリオ属に属する菌には食中毒などの原因となる菌が多く、決して侮れないものなのです。
海水浴後のシャワーは欠かせないと思いますが、。。。
それより大切なのは海水浴でお昼におべんとうなどを食べるときにも注意が必要かもしれません。
しっかり水道水等で手を洗い、食事をする。
いつもはできていることが、楽しさから「つい」忘れてしまいがちかもしれません。
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