第495回:とりあえず胃薬ください、、、
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
クリニックで診療していると患者さんにこう言われることがあります。
「とりあえず胃薬ください」
もちろん必要なら処方します。
それが患者さんのためになるのなら。
最近では「逆流性食道炎」という病名も皆さんに浸透しているようで、自分は逆流性食道炎であると思って来院する方が多いです。
確かにその方達のお話を聞くと逆流性食道炎を一番に疑うものではあります。
今ある症状をすぐになんとかしたい。
その気持ち十分わかります。
ですから処方します。
お薬としては「プロトンポンプ阻害薬(PPI)」と言われるお薬が主流です。
でも、、、、
「もうあのようにはなりたくないので予防で飲み続けたい」
という方もいらしゃいます。
気持ちはわかりますが、ちょっと待ってください。
胃薬を飲み続けることで「ある病気」のリスクを増してしまう可能性があるとする報告があるのです。
必要であるならともかく、不必要に飲み続けることはリスクも生みます。
実際に、この種の胃薬を処方されている人の約半数は不適切な処方であるとする海外の報告もあります。
胃薬である病気のリスクが上がる、、、
明日はそのお話です。
発熱・胃腸炎等の症状のある方の診察時間は
14:00~14:30にお願いしております。
予約画面では予約なさらず、お時間になりなしたら
直接お越しください。