第575回:血液一滴で早期診断
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
「血液一滴で早期診断」
そんなとっても便利な医療は癌をはじめとするさまざまな病気で実用に向けていよいよの段階に突入してきています。
そして最近、認知症の分野でもこの話題がありました。
認知症で最も多いとされる「アルツハイマー型認知症」。
早期診断とその後の対応がとても大切と言われています。
アルツハイマー型認知症は、脳の細胞にアミロイドβと呼ばれる物質が蓄積することで発症します。
そして、ある研究チームの報告によると脳にアミロイドβが蓄積すると「フロチリン」と呼ばれるものが脳の細胞から血液中に出てくるのが減るということが分かったようです。
調べた結果、認知症がない人に比べてアルツハイマー型認知症の人はフロチリンの濃度が40%ほど低下しており、軽度認知症でも低下が認められたとのこと。
つまり、血液の中のフロチリンの濃度を調べることにより早期発見が可能であるという可能性。
あくまで可能性ですが、とっても期待が持てるものですね。
癌だけでなく認知症も血液一滴で早期発見、、、そんな時代が目の前かもしれません。
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