第577回:昨日の低糖質パン粉は、、、
BLOG
BLOG
こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
昨日の低糖質パン粉はとっても美味しかったです。
全く普通のパン粉と変わらない味だと味オンチですが思いました。
さて、そのパン粉の中身はというと、、、、
小麦粉の代わりに小麦アルブミンや難消化性デキストリンが入っているようです。
難消化性デキストリンは多くの特定保健用食品(トクホ)に入っており、皆さんも聞いたことがあると思います。
しかし小麦アルブミンという言葉は初めて聞く方が多いのではないでしょうか?
実は、この小麦アルブミンは食後の血糖値の上昇を抑えてくれる大変素晴らしいものなのです。
「小麦」とついているからなんだか糖質のように思えますが、、、
というのも、この小麦アルブミンという物質は、炭水化物などの糖質を腸で吸収できるようにするために分解するアミラーゼという物質とくっついてしまい、アミラーゼが働けなくなってしまうという性質を持っているのです。
ですから糖の吸収が穏やかになり血糖値の上昇も緩やかになるということです。
実際様々な研究でこのことが報告されており、小麦アルブミンを用いたトクホもいくつか販売されています。
小麦アルブミン、、、みなさん覚えてあげてください。
発熱・胃腸炎等の症状のある方の診察時間は
14:00~14:30にお願いしております。
予約画面では予約なさらず、お時間になりなしたら
直接お越しください。