第590回:レジスタントスターチのすごいところ
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
昨日はレジスタントスターチについてでした。
そして、今日はそのレジスタントスターチの効果効能について考えてみましょう。
昨日のお話によると、、、
レジスタントスターチは本来食べると小腸で消化吸収されるデンプンが消化されずに通過してしまうのでしたね。
そして、その先には大腸が待ち構えています。
消化吸収されなかったレジスタントスターチはその大腸で大活躍をすることになるのです。
しかも、その活躍ぶりは食物繊維と同じようなものと考えていいのです。
大腸には腸内細菌がたくさんいます。
そして、レジスタントスターチはその腸内細菌の餌となり食物繊維と同じような作用を示してくれるのです。
また、腸内細菌の餌となる結果、短鎖脂肪酸と呼ばれる物質を生み出してもくれます。
これが大腸の細胞の栄養となり、しかも大腸の中を弱酸性に保ち善玉菌を増やしてくれるのです。
これ以外にも長くなるので割愛させてもらいますが様々な私たちへの良い影響が報告されており、見逃せません。
これらの作用により、食後の血糖値の上昇を緩やかなものとし、コレステロールの上昇も抑えてくれます。
さて、このレジスタントスターチをどのように利用するか?
明日は当院で行なっている食事指導を例にレジスタントスターチの利用法をみてみます。
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