第612回:健康のためと甘酒を飲むのはやめておこう
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
昨日は甘酒が健康食品かどうかというところでしたね。
ここでいう健康食品とは、食後の血糖値を上げ過ぎないということです。
さて、そもそも甘酒の原料ですが、、、米麹でしたね。
その米麹とは、蒸したお米に麹菌を繁殖させたものだそうです。
お米ということは、、、なんだか血糖値的には嫌な予感がします。
しかも、この米麹のおかげでお米は分解されブドウ糖が作られるのです。
米麹の甘酒が砂糖を加えなくても甘い理由はこのブドウ糖にあるのですね。
つまり、ブドウ糖がいっぱい入っているのが甘酒です。
ちなみに甘酒100g中、およそ53gもの糖質が入っているのです。
ですから、、、
実際の研究でも同じ糖質量の「ブドウ糖の液体」と「甘酒」を飲んだ時に血糖値の上がり方や血糖値を下げるホルモンであるインスリンの出方も大して差がないということがわかっています。
というわけで、血糖値的には発酵食品とはいえ甘酒は健康的なものとは決していえませんね。
健康のために甘酒を常飲するのは避けたほうが良さそうです。
私は飲みませんが、お正月ぐらいはいいと思いますけど。。。
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