第625回:医者に異常なしと言われてもやっぱり動悸がする
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
昨日は、動悸がすると来院された方についてお話しました。
そして、もちろん対処するべきものが見つかれば治療開始となります。
でも、、、
中には「異常なし」と言われてどうしていいかわからずに動悸に悩まされ毎日を過ごしている方もいることでしょう。
そんな方へのお話です。
医者が「異常なし」と言ったのだから「異常なし」なのでしょう。
それで納得できればいいのですが、、、、
多くの方は「24時間心電図検査(ホルターとも言います)」をやっていると思います。
小さな心電計を24時間つけて家などで普通に生活してもらい心拍を監視する機械です。
その時に動悸がして同時にその原因等なる不整脈などが見つかればいいのですが、世の中そんなに甘くはありません。
「機械をつけていたけど、あまりいつものようなはっきりした症状は出なかった」という方も実は多いのです。
そして、その24時間心電図検査の結果ではもちろん動悸の原因となるものが見つからず、医者に「異常なし」と言われて終了。
患者さんは「じゃあ、どうしたらいいの今後?」って途方に暮れてしまうわけです。
では今後どうすればいいでしょうか?
私はいつもお話していることがあります。
それは、、、、
「もしまた動悸がして続くようなことがあれば、どこでもいいから近くのクリニックや病院を受診してすぐに心電図をとってもらいましょう」
つまり、検査してもらった病院やクリニックにわざわざ行く必要はありません。
行く途中で動悸が治ってしまう可能性が大です。
動悸が続くなら一番近くのクリニックでいいので心電図をとってもらうのです。
そして、その心電図をコピーでもいいのでもらって改めて以前検査してもらったクリニックに行けばいいのです。
これであなたの動悸の原因は特定できます。
もちろん正常な調律かもしれませんし不整脈があるのかもしれません。
でも動悸がある時の心電図をとってその時の心臓の状態がわかれば、たとえそれが正常な状態であっても安心することにつながります。
それも治療の一つです。
動悸で悩んでいるみなさんの参考になれば幸いです。
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