いちかわクリニック

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第871回:次の予約までピッタリの日数分しか薬がないというのは危険です

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第871回:次の予約までピッタリの日数分しか薬がないというのは危険です

こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。

 


薬代も結構負担となります。

最近はジェネリックを積極的に使用する方も増えてはいますが、毎日のことですのでお金はかかりますよね。

 

そういうなかで、ときどき「次の予約までの日数分ぴったりしか薬の残りがない」という方もいます。

たしかにたくさんもらえばお金がかかりますし、ピッタリの方が経済的な気もします。

 

でもそれちょっと危険です。

どういうことでしょう?

 

今は台風や大雨などによる自然災害が起こる季節です。

その他にも地震などの可能性もあります。

 

つまり災害の可能性が特に日本は常に捨てきれない国です。

 

もし災害が起きた時、「病院やクリニックに行けない」という可能性も出てくるわけです。

そんな時に薬の備蓄をある程度しておかないと「薬がなくなる」という可能性があるわけです。

 

実際に10年ほど前の東日本大震災の時もこのようなことが起こりました。

あのときは薬の供給自体もストップしたものもありました。

 

ですからみなさん「ある程度」は薬の備蓄をしてほしいのです。

そして、古いものから飲み続ければいいわけです。

 

では「ある程度」の備蓄とはどの程度か?

当院では2週間分の備蓄をお勧めしています。

そして古いものから飲んでいただくようにお話しています。

 

内服を中断することにより命に係わる薬もあります。

みなさん薬の備蓄、、、、今一度考えてみてください。

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