第895回:糖尿病がなくても糖尿病の薬を飲む時代が来る?
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
糖尿病の薬は糖尿病の人が飲みます。
当たり前の話ですね。
でも、、、
最近になって、とある糖尿病の薬が糖尿病がなくても心臓の悪い人が飲むことで心臓を保護してくれる可能性があるとする報告があるのです。
その薬が「SGLT2阻害薬」というもの。
本来、血液中の糖はおしっこと一緒に腎臓から出て行ってしまおうとします。
でも腎臓はそれはもったいないと、おしっこの原液(原尿といいます)から糖を体の中に戻す(再吸収と言います)作用があるのです。
ですから本来はおしっこの中には糖は含まれていません。
その際に働くのが腎臓にあるSGLT2というたんぱく質なのです。
ですから、お薬でSGLT2というたんぱく質をブロック(阻害)してしまえば、原尿から糖を再吸収できずにおしっこに糖が出て行ってくれるというわけです。
これにより血糖値が下がります。
現在では多くの方にこの薬が使われていますね。
でも糖をおしっこに出して血糖値を下げるだけなのに、なんで心臓に良いのでしょう?
しかも糖尿病がない人でもこの薬が心臓を保護してくれると聞くとなおさら疑問に思います。
なぜでしょう?
明日はその辺を考えてみます。
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