第907回:ビタミンDが欠乏するとコロナにかかりやすい?
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
数日前に認知症とビタミンDについてお話ししましたね。
そして、今日がビタミンDと新型コロナの関係です。
ビタミンDは免疫に重要な働きをしており、その補給によりウイルスによる風邪などの感染症のリスクを抑える可能性が多くの研究で示されています。
ですから、新型コロナに対してもビタミンDはリスクを減らすうえで重要なアイテムになるのではないか?と考えるのはごく自然なことですよね。
というわけで、新型コロナのPCR検査で陽性と判断された人とそうでない人とのビタミンDの不足状況を研究した論文が最近ありました。
アメリカ発です。
その研究によると、、、、
「ビタミンDの欠乏が新型コロナウイルス感染症に罹患してしまうリスクと関連する可能性がある」
とのこと。
あくまで可能性のレベルです。
でも、ビタミンDは日光を浴びることで皮膚で作ることができます。
自粛生活で外に出ることが少なく日光のもとで活動する時間が少なくなっていることを考えると、密を避けての外出、散歩などはしておきたいと考えてしまいます。
そして、以前も認知症とビタミンDのところでお話ししましたが、、、、
「だからといってビタミンDをどんどんサプリでとるのは危険です」
ということは改めて申し上げます。
ビタミンDの過剰摂取は危険ということは先日もお伝えしました。
しかも、今回のお話はビタミンDが欠乏していることがコロナにかかりやすくなる可能性があるというだけであって、逆にビタミンDを取ればコロナにかからないということを証明しているわけではないのですから、、、、
引き続き、感染予防がんばりましょう。
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