糖質を効率的にエネルギーとする体を作る❸
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
またまた昨日の続きです。
昨日は解糖系という段階でいかに糖質を効率よくエネルギーとするためのポイントでした。
そして、糖質は解糖系においてエネルギー産生に使用されたあと、その後は人間のエネルギー産生の中心であり、細胞内にある器官の一つであるミトコンドリアへ送られていくことになります。
そして、このミトコンドリアの中では、解糖系の次の段階であるTCAサイクルおよび電子伝達系と呼ばれる段階が進行し、エネルギー産生を行うことになるのです。
そして、この段階のエネルギー産生において、先日のNADは反応の過程おける数多くの段階で必須となります。
さらにこの段階においては、ビタミンB群のナイアシンを原料とするNADだけではなく、他のビタミンB群であるビタミンB1、B2、パントテン酸などがエネルギー産生のための反応の複数の段階で必須となるのです。
つまり、ビタミンB群は効率的に糖質をエネルギー産生するためには必須の栄養素であるということが言えます。
ここまでの段階ではビタミンB群はとても大切ということになります。
ちなみに、ビタミンB1は、肉や魚に多く、そのほか豆類などにも多く存在します。
そして、ビタミンB1はニンニクに豊富なアリシンと結合してアリチアミンになると、吸収率が高くなります。アリシンは玉ねぎにも入ってますね。
やや熱に弱いですが、調理の際には参考になりますね。
そして、明日は糖質がエネルギーとなる最終段階である電子伝達系と呼ばれるところでの大切なものを引き続き考えましょう。
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