糖質必要量?
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こんにちは。
船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
昨今、糖質制限についてはその是非を含め、またどのくらい糖質をとって良いのかなど、様々な議論が展開されています。
中には、糖質は1日100gは最低必要とか、それ以上必要だとか、全く必要ないという方もいます。
一つのお話として、、、、
厚生労働省の発表している「食事摂取基準」には、炭水化物(炭水化物−食物繊維=糖質です)について、このように書かれています。
「ぶどう糖の必要量は少なくとも 100 g/日と推定され、すなわち、消化性炭水化物の最低必要量はおよそ 100 g/日と推定される。しかし、これは真に必要な最低量を意味するものではない。肝臓は必要に応じて、筋肉から放出された乳酸やアミノ酸、脂肪組織から放出された グリセロールを利用して糖新生を行い、血中にぶどう糖を供給するからである。」(日本人の食事摂取基準より引用)
そして、さらに、、、
「炭水化物については推定平均必要量(並びに推奨量)も耐容上限量も設定しな い。」(日本人の食事摂取基準より引用)
ん??
本当はそんなに必要ないよって言っているようなものですね。
では、本当の必要量ってどのくらいなのでしょう?
そもそも三大栄養素というのがありますよね。
「糖質」「脂質」「たんぱく質」
そのうち、糖質は体の構成成分としては全体の数%のみです。
つまり、糖質は体の一部にはならず、ほぼ燃料としてのみ利用するということですね。
でも、先ほどの厚生労働省の発表によると、、、
「肝臓は必要に応じて、筋肉から放出された乳酸やアミノ酸、脂肪組織から放出されたグリセロールを利用して糖新生を行い、血中にぶどう糖を供給する」とのこと。
やっぱり、必要ないのではないでしょうか?
これから、少しずつ色々な知見も踏まえてこのことについても皆さんと共有していきたいです。
様々な文献をみていく中で、徐々に自分の中での必要糖質量が減ってきている今日この頃です。
なお、最初に言うべきこととして、糖質を制限することが適さない人がいるということがあります。
自己判断での無理な制限は危険です。注意をしてください。
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