第2回:高血圧
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こんにちは。
船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
本日は、生活習慣病の代表格である高血圧のお話です。
皆さん、ご自分の血圧がどの程度かご存知ですか?
日本には、実は4300万人もの高血圧患者さんがいると言われています。
そして、高血圧に起因する死亡者は年間約10万人にも及びます。
これは喫煙についで多い数とされています。
禁煙をするのと同様、高血圧を管理することは毎日を健康に過ごすために必須のことであるとえます。
では、実際にどれほどの方が 高血圧を管理できているのでしょう?
実は、日本高血圧学会によると、高血圧の方のうち薬での治療を行っているのは約半分しかおら ず、しかも最適な血圧まで低下できている方は30〜40%程度しかいないとのことです。
いかに高血圧の管理が不十分かが理解できます。
皆さんの血圧は大丈夫ですか?
これまでお話ししたように、高血圧は最も放置されやすく、そして最も恐ろしい生活習慣病であることがわかりました。
そこで、まずは皆さんに自分が高血圧かどうかを確認していただきたいのです。
そのためにはまず血圧測定です。
ご家庭での血圧測定は、基本的には朝と夕に2回ずつ行い、その平均値が自分の血圧となります。
次に、血圧測定の方法です。
起床後と就寝前に以下に示すように行います。
皆さん是非実践して見ましょう!
そして、どの程度から高血圧となるか?
現在の高血圧学会の示すガイドラインでは、ご家庭での血圧が重要視されています。
そのガイドラインに従うと、家庭での測定において高血圧は収縮機血圧(上の血圧)が135mmHg以上もしくは拡張期血圧(下の血圧)が85mmHg以上とされています。
ちなみに、病院等での測定で高血圧とされるのは、140/90mmHg以上とされています。
そして、この値を超えた血圧値であれば医療機関の受診が勧められます。
皆さん、まずは自分がいつの間にか高血圧となっていないか、定期的に血圧測定を行いチェックをしましょう。
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