3秒ルール
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こんにちは。船橋駅前の内科・循環器(心臓血管)内科・糖尿病内科『いちかわクリニック』院長の市川です。
よく子供の頃に言いましたよね、「3秒ルール」。
食べ物が地面に落ちても3秒以内なら食べれるよってやつです。
これを真面目に検証した研究があるのはご存知でしょうか?
欧米では、日本よりちょっと長く「5秒ルール」だそうです。
欧米よりちょっと短いのはいかにも日本人らしさでしょうか?
さて、研究はアメリカの大学の先生のものです。
この研究では、スイカ、パン、バター、グミの4つの食べ物を、ステンレス材、セラミックのタイル材、木材、カーペットの4種の異なる床面に落として、その結果どの程度の細菌が付着しているかを調べています。
ちなみに、床には食中毒の原因となるサルモネラ菌の兄弟のような菌を塗ったようで、その床に、1秒未満、5秒、30秒、300秒、各々くっついた時の菌の付着を調べています。
結果として、、、
やはり、床に落ちている時間が長ければ、食品に付着する菌の量は多くなるようですが、たとえ1秒未満でも十分リスクとなる量の菌が食品に移るということがわかりました。
まあ、当たり前といえば当たり前なのでしょうが。。。
しかも、食品への付着は、その食品が水分を含んでいればいるほど多かったということです。
つまり、菌は水分を介して食品に移るということ。
ですから、今回の結果ではスイカが一番汚染されていました。
ということで、、、
「3秒ルール」は科学的根拠はありません。
床に落ちたらその瞬間に汚いということですので、みなさん気をつけましょう。
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